仮想通貨取引所OKExは次世代技術ヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)の上場を発表

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仮想通貨取引所OKExは次世代技術ヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)の上場を発表

仮想通貨取引所大手のOKExは、次世代技術と注目されているヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)が発行するヘデラトークン(Hedera Tokne/HBAR)の上場を9月17日から開始することを発表した。

ヘデラ・ハッシュグラフは9月16日のメインネット公開を発表しており、それに合わせてノードのオープンソース化や独自トークンであるHBARの流通の開始が行われる。OKExへのHBER上場はメインネット公開と同時に行われる。

OKExのプレスリリースでは、HBERの受け入れ開始を2019年9月16日4時(CEST)、取引開始が9月17日4時(CEST)、そして出金の開始は9月24日4時(CEST)で、取り扱いペアはHBAR/BTC、HBAR/USDT、HBAR/USDKとアナウンスしている。

今回の発表で両者は以下のようにコメントしている。

OKExのAndy Cheung氏
HederaとOKExは、オープンなインフラストラクチャを開発することで、公共性をもった安全で公正なデジタル社会を構築するという同じ目標を共有しています。 Hederaのような企業が利用できる強力な台帳技術は、分散化が普及する上で大きな前進です。Hederaプラットフォームをサポートし、この業界をリードし続けることを楽しみにしています。

ヘデラ・ハッシュグラフ、Edgar Seah氏
Hbarトークンは、Hederaネットワークにおける機能拡張やネットワークの成長、そしてセキュリティにおいて重要な役割を果たします。また、Hbarトークンはネットワーク上でアプリケーションの作成や利用したいユーザーがいつでも使うことができる点が重要です。

実用例につながるプロジェクトに焦点を当て上場するOKExは、分散型台帳プラットフォームの開発には開発者がコインに簡単にアクセスできるようにすることが重要であるというHederaの考え方に沿っています。OKExが私たちのプロジェクトを取り扱いを選んだことを嬉しく思います。

ヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)とは

ブロックチェーン技術とは違い、一方通行の有向非巡回グラフを使った分散型台帳技術。ブロックチェーンを超える次世代技術として大きな注目を浴びている。

ブロックチェーンはその名の通りブロック状の情報が鎖でつながれた構造を持っているが、ハッシュグラフは「点」と「(方向性を持った)線」で構成され、つながった線は一方通行のため戻ることがない特徴を持った構造体となっている。新たな取引(点)は過去の二つ以上の取引(点)を承認することだけでつながっており、承認時間が短く手数料も安い特徴を持っている。

ヘデラネットワークは39企業に限定されたヘデラ運営評議会が運営を行う取り決めがあるが、この評議会メンバーには世界最大の航空機メーカーのボーイングや、IT大手のIBM、インド通信大手のTATA Communications、同じく通信大手のドイツテレコム、そして日本からは野村ホールディングスなど、世界的大手企業11社がすでに名を連ねている。

参考:Hedera Hashgraph: A Blockchain Rival in Action